皆さんこんにちは!つい最近まで暖かかったはずが最近は雪が降り寒さを感じております。
株式会社真鍋塗装の更新担当の黒川です!
前回は【すい星 vs 弱溶剤 vs 2駅型 水滴🛢️⚗️】をお話させていただきましたが、
今回のブログ内容は
【三回塗りの合理性 📏🖌️ 】
のお話をさせていただこうと思います!
““三回塗り=正義”ではない。 正義は役割と膜厚と層間密着。ただし実務上は下塗→中塗→上塗の三層が最も安定して品質を出しやすい。今回は理論塗布量→必要缶数→WFT/DFT→インターバルまで、数値で語る塗装を解説します。🧮
1. それぞれの“役割”を理解する 🎭
下塗:密着/吸い込み止め/防錆。土台を作る層。
中塗:膜厚の大半を担い、色の隠ぺいを進める。
上塗:耐候・艶・低汚染の最表層。雨・紫外線と戦う盾。🛡️
2. 理論塗布量と必要缶数の出し方 📦
理論塗布量(㎡/L)×面積(㎡)=必要量(L)。
ロス(重なり・器具)を**10〜15%**上乗せし、缶数不足=膜厚不足の危険を避ける。
空缶管理で“出た量”を裏取りするのがプロの習慣。
3. WFT/DFT(膜厚)の管理 🧰
WFTコームゲージで湿膜厚を測定→体積固形分から**乾燥膜厚(DFT)**を推定。
角・端部・小口は薄くなりやすい→ストライプ塗り(先行タッチアップ)で補う。
4. インターバル(層間乾燥)⏱️
短すぎると溶剤残り/白化/しわ、長すぎると層間密着低下。
季節・温湿度で変動。仕様書の範囲で運用し、雨予報から逆算して工程を切る。
5. 2回設計は“条件付きで可” ✅/⚠️
高性能下塗+高固形分上塗で目標DFTを満たす設計なら、2回でも理屈は通る。ただし色替え大/下地劣化大は3回が無難。
現場判断で「2.5回」(下塗厚付→上塗2回目軽め)など微調整もあり。
6. 実務Tips 🛠️
色替え:中塗を近似色にして上塗の隠ぺいを助ける。
希釈:レベリングのために入れすぎるとDFT不足。指定範囲内で。
塗り継ぎ:日の当たり/乾燥差で段差・ムラ。幅を広く持って消す。
7. トラブル事例と処方箋 🩺
ピンホール:泡・揮発→薄付×複数回、消泡剤・攪拌見直し。
艶ムラ:吸い込み差・ロット混在→下塗厚/缶のロット管理。
しわ・割れ:重ね早すぎ/過厚→規定WFTとインターバル遵守。
8. 検査・記録 📸
WFT/DFTのスポット測定値、空缶数、温湿度、風速を日報化。
端部ストライプの前後写真で膜厚担保を可視化。
9. まとめチェック ✅
次回(第9回)は色選び。心理・景観・汚れ・退色を数値と体感の両輪で設計し、後悔ゼロの配色術を公開します。🎨🧠”

皆さんこんにちは!最近は花粉が飛んでいるのか春を感じます!
株式会社真鍋塗装の更新担当の黒川です!
前回は【塗料の化学 🧪🎨】をお話させていただきましたが、
今回のブログ内容は
【すい星 vs 弱溶剤 vs 2駅型 水滴🛢️⚗️】
のお話をさせていただこうと思います!
““どれが最強?”ではなく“どこで最適?” 人(居住・近隣)・基材(素材)・環境(気象)・求める寿命の4条件で、水性/弱溶剤/2液反応型の使い分けは変わります。誤解を解き、リスクとリターンを整理します。🧭
1. 3方式の骨格比較(ざっくり表)📊
水性:低臭・低VOC/乾燥は温湿度に敏感/金属は要プライマー厳守。
弱溶剤:密着・乾燥安定/臭気あり/居住中は換気&告知。
2液型(ウレタン・エポキシ):化学反応硬化で高耐久/**可使時間(ポットライフ)**管理が難所。
2. 生活と安全(EHS)🫁
水性優位:室内・軒天・居住中施工。近隣保育園・病院・ペット配慮に強い。
溶剤時の配慮:時間帯・養生・臭気案内。火気厳禁・保管温度。
3. 密着と基材適合 🧲
金属:基本は弱溶剤系下塗(エポキシ防錆/メッキ対応)→上塗は水性でも可(製品適合が前提)。
モルタル/ALC:含水管理が命。水性下塗+水性/弱溶剤上塗いずれも可。
サイディング意匠:水性クリヤで早期保護。退色すると不可。
4. 気象と乾燥 ⛅
水性:湿度85%↑や露点差<3℃で白化・艶引けリスク。風で表面乾燥→内部水分が抜けずピンホールのことも。
弱溶剤:低温でも乾燥が進みやすいが、強風→肌荒れに注意。
2液:温度で反応速度が変わる。低温遅延/高温短ポットライフ。
5. 2液の管理(ここが差)⏳
計量精度:主剤:硬化剤=規定比を厳守。目分量はNG。
混合→熟成:攪拌後、数分の熟成で気泡を抜き均一化。
ポットライフ:可使時間内に使い切る。超過は硬化不良・艶ムラの温床。
6. 実務の使い分け例 🧩
外壁(戸建て):水性ラジカル+低汚染が第一候補。付帯金属は弱溶剤ウレタンやフッ素で。
沿岸金属:下塗エポキシ→上塗フッ素/無機(弱溶剤/2液)。
屋根:下塗(浸透/エポ)→上塗(遮熱シリコン/フッ素、2液比率高め)。
7. よくある誤解を正す 🧯
“水性=弱い”→×。製品グレードと下地適合で性能が決まる。
“2液=全部最強”→×。管理が難しい。可使時間・温度・混合精度で品質が大きく揺れる。
8. トラブルと処方箋 🩺
白化(水性):湿潤・低温→施工中止/乾燥延長。
ベタつき(2液):混合比ミス/低温→剥離→再施工が原則。
剥離(弱溶剤):脱脂不良→素地まで戻す勇気。
9. 意思決定フロー 🧭
生活事情(臭気許容)
基材と環境(金属・沿岸)
求める寿命(更新周期)
気象(季節・湿度・温度)
施工作業性(ポットライフ・人員)
次回(第8回)は三回塗りの合理性。回”
皆さんこんにちは!最近は真冬なのかと思うほど日中が暖かくてとてもうれしいです。
株式会社真鍋塗装の更新担当の黒川です!
前回は【屋根塗装の勝ち筋 ☀️🏠】をお話させていただきましたが、
今回のブログ内容は
【塗料の化学 🧪🎨】
のお話をさせていただこうと思います!
“塗装は化学×工学×運用の“総合格闘技”。 塗料は「樹脂(バインダー)」「顔料」「溶媒」「添加剤」からなる機能材料。その性質を知れば、見積書の“製品名”が意味をもつ設計判断に変わります。ここでは樹脂/顔料/添加剤/硬化機構/表面科学まで、現場が得をするレベルで解説。🧠
1. 樹脂(バインダー)の役割と違い 🧵
アクリル:耐候・価格のバランス。外装はラジカル制御型で一段上の耐候へ。
シリコン:耐候◎、汎用。近年はラジカル+低汚染の複合が主流。
フッ素:艶保持・耐候最上位クラス。沿岸/強日射で投資回収しやすい。🛡️
無機(セラミックハイブリッド等):無機骨格で紫外線に強い。硬質傾向のため、割れ追従は下地・仕様で補完。
ウレタン:柔靭性・付帯部◎。屋内や鉄部にも。
エポキシ:下塗/防錆の王道。上塗にすると黄変しやすいので用途選定が肝。
覚え方:柔→ウレタン、密着→エポ、耐候→シリコン/フッ素/無機。組み合わせで“層”として性能を出す。
2. 顔料の科学 🎨
白顔料(TiO₂):高隠ぺい・高反射。ただし光触媒的ラジカルが発生しやすいので、ラジカル捕捉剤で抑える設計が主流。
有色顔料:無機顔料は退色に強い/有機は鮮やか。外装は無機ベースが無難。
近赤外反射顔料:黒・濃色でも遮熱を底上げ。屋根に有効。☀️
3. 添加剤の舞台裏 🧪
レベリング剤:刷毛目・ローラー目を軽減し鏡面性UP。
消泡剤:ピンホール抑制。過剰でクレーターになることも。
UV吸収剤/HALS:紫外線で生じる劣化ラジカルを捕捉し、艶引け・チョーキングを遅らせる。
防カビ・防藻剤:北面・日陰の生物汚染に効く。ただし清掃運用とセットで真価。
4. 硬化のしくみ(乾燥ではなく“反応”)⚗️
物理乾燥(水性・溶剤の揮発):早いが耐薬品・耐溶剤は中庸。
酸化重合(アルキド等):酸素と反応し硬化。黄変・べたつきに注意。
縮合/付加反応(2液ウレタン・エポキシ):化学反応硬化で高耐久。**可使時間(ポットライフ)**管理が命。
UV硬化:床・ライン等で高速施工。屋外は紫外線条件の安定性に留意。
5. ラジカル制御とは何か 🌞🧯
紫外線で顔料や樹脂から発生するラジカルが塗膜を壊す。
HALS/UV吸収剤、高耐候樹脂、シェル構造などでラジカルを発生させない/無害化。
効果は艶保持率やチョーキング発現時期で現れる。南面ほど差が出る。
6. 低汚染・親水/撥水の表面科学 💧
親水系:雨でシート状に流下→汚れ抱き込み。垂直面で有利。
撥水系:付着抑制・落書き対策等に強み。水平面や手垢の多い部位向け。
答え:部位で使い分け。外壁は親水、付帯や手すりは撥水/低表面エネルギー系など。
7. 界面と密着(プライマー適合)🧲
密着は表面エネルギー×粗さ×化学結合の勝負。モルタルは浸透シーラー、金属はエポキシ防錆/メッキ対応、サイディング意匠面はクリヤなど適合がすべて。
可塑剤移行(塩ビ)にはノンブリードプライマー。
8. 艶・肌と感性🪞
艶ありは新築感・清掃性、艶消しは落ち着き・意匠。外壁は3〜7分艶でバランス良。
肌:レベリングが高いと映り込みが増え、下地粗が目立つことも。面出しが先。
9. 典型不具合の化学的原因と手当 🩺
白化(ブラッシング):湿潤硬化・可塑剤・低温。→露点管理/可塑剤対策/乾燥延長。
ピンホール:泡・揮発溶媒。→消泡/希釈・攪拌見直し/薄付け。
艶ムラ:吸い込み差・ロット混。→下塗厚/缶管理。
10. 製品選定の思考順序 🧭
基材と環境(沿岸・南面)
必要耐久(更新周期)
低汚染・防藻など機能
意匠(艶・色)
VOC/臭気(生活・近隣)
次回(第7回)は水性・弱溶剤・2液型の使い分け。臭気・安全・密着・天候リスクを表で比較し、現場判断を体系化します。💧🛢️⚗️”
